こんにちは、四十雀です。
前回、定年退職後の稼ぎ方についてブログに書いた際、シルバー人材センターについても少し触れてみました。
sizyuukara-1979.hatenadiary.com
殆どの皆様は「シルバー人材センター」という名称はご存じかと思います(無論、私もです。)。
ただ、「では、シルバー人材センターとはどのような機関なのか?」と聞かれると、単に「高齢者が働くために登録する機関」程度の答えしかできないと思います。
この点、詳しく調べてみますと、シルバー人材センターというものは、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」を根拠に、各地域毎に設置されている高年齢者の自主的な団体(公益法人)なのだそうです。
そして、その事業内容ですが、「臨時的・短期的または軽微な業務を請負・委任の形式」で行っているとのこと。
ただ、注意すべきは、就職あっせんは行ってはなく、あくまで職業紹介事業を行っているとのことです。
シルバー人材センターの活動内容は地域により異なるようですが、私の住む郡山市ですと、
①シルバー人材センターに登録できるのは、健康的で働く意欲のある60歳以上の人で、シルバー人材センターの趣旨や目的を賛同している人
➁年会費として2500円の負担有
という特色があるようです。
そして、一番気になるのは、シルバー人材センターを通じて労働した場合の収入です。
これも、郡山市の場合を例示しますと・・・。
ⅰ2時間以内の仕事(2時間につき)
→@1600円~2500円程度
ⅱ2時間を超える仕事(1時間あたり)
→@800円~1250円程度
ⅲ時間単位以外の場合
→単価×数量(枚数など)
だそうです。
正直、この金額が高いか安いかは悩むところ。
参考までに、令和2年時点での福島県の最低賃金は800円だそうで、シルバー人材センターのそれは、福島県の最低賃金と同等または少し高い・・・ようには感じますが・・・う~ん。
実はこのシルバー人材センターで得られる収入については、地域によっては最低賃金を下回るような場所もあるようで、そのためか、どうもシルバー人材センターに登録する人は年々減少傾向にあるようです。
もっとも、これは、シルバー人材センターというものは先に書いたとおり、就職あっせんをする場所ではない、収入よりも生きがい作りや社会参加を目的とする、つまり営利目的ではなく福祉的側面が強い組織であるため、仕方がないと思われます。
無論、収入目的ではなく、生きがいや社会参加を目的として登録する方もいらっしゃると思いますが、しかし、私のように、定年退職後に収入を得るための選択肢の一つに考えるのには、いささか適合しない感じがします。
やはり収入が少ないような点と、年会費を取られるという点はかなりのネックに感じます。
もっとも、これからの時代、福祉的側面よりももっと高齢者の収入を得る手段という面が強くなる可能性も否定できないのも事実だと思います。
まずは将来を見越した技術系のスキルだけは身に着けて置き、色々な選択肢だけは増やしておきたいと思います。