副業考(雑日記・令和3年5月)
こんにちは、四十雀です。
まずはこちらの写真を見てください。
この写真、福島県会津地方の某スーパーに貼られていたものですが・・・山菜を買取するとのこと。
ほうほう、こんな商売をされている業者さん、いるのですね。
実は私の実家の両親、ともに山歩きが好きで、普通に山菜やキノコを採ってくるため、我が家では「山菜=自分で獲るもの」という頭でしたが・・・それはあくまで田舎に住む者に認められし特権、都会人はお金を出して買って食べるものですよね。
ちなみに、昭和の時代では、奥会津に住む人達は、春~夏にかけて山中に分け入り、山中の小屋に泊まり込み、ゼンマイやワラビ等を採取し生計を立てていたと聞きます(そのため小屋を「ゼンマイ小屋」等と呼んでいたそうです。)。
また、よく春~夏にかけて、秋田県等でよく山中に入ったお年寄りがクマに襲われた・・・というニュースを聞きますが、この被害に遭う方の多くは、山菜・・・というより、「ネマガリダケ」(チシマザサ)を採りに入る人だと聞いたことがあります。
このネマガリダケ、結構いい値段で取引されており、小遣い稼ぎに山中に入る、というものです。
そう考えると、「山菜を取ることを副業にする」というのも一つの選択肢である・・・なんても思えてしまいます。
ただ、山菜関係に手を出すとすると、
ⅰ毒草かどうか見分けるスキル
ⅱ年々入山禁止としている山が増えている
ⅲクマに遭遇するリスク
ⅳクマ以上に滑落・遭難すりリスク
を十分考慮する必要があります。
また、恒常的に買い取ってくれる業者を見つけること、そしてこれが一番大事だと思うのですが、「何が高く売れる山菜か」ということを把握することを考える必要があります。
以前、山野草を採取して食糧にしている・・・というネットニュース記事がありましたが、そこに出ていた「ヨモギ」なんては買い取ってはくれません失笑
比較的知名度が高いであろう「ギョウジャニンニク」はやる気になれば自家栽培できますし、労力に見合った儲けを得れる山菜の品種を探すのはなかなか難しいかも知れません。
ただ、これはこれでとても面白い分野であり、良い視点だとも思います。
田舎に住む特権と親が持つスキルの継承というものも、今後のリタイアのために考えてみたいと思います。