西郷隆盛に学べとは言うけれど(雑日記・令和4年8月)
こんにちは、四十雀です。
さて、人類が誕生し現在に至るまでの間、世界中様々な人々が生まれ、そしてその中には死後現在に残るような名言を残している場合もありますね。
その中には、現在にも通じるような格言がある場合もありますが…。
今回のブログもそのような格言をネタにしたもの。
まずはこちらの記事から。
「西郷隆盛に学ぶ、「スター人材が辞めない会社」が絶対に守る3つのルール」(ダイヤモンド・オンラインより)という記事です。
さて、この記事の見出しを見て私が感じたことですが・・・。
・西郷隆盛を頂点とする薩摩人は薩摩閥を形成して薩摩人は取り立て、薩摩以外の人間は取り立てていないのでは?
(まぁ、それは長州閥も同じですが。)
・むしろ西郷隆盛は戊辰戦争を主導して優秀な幕臣を倒したような・・・。
・もし西郷隆盛が人材を大事にするなら、征韓論に敗れて下野する際に後を追おうとする薩摩人を自分に続かないよう釘を刺したのでは?
・西郷隆盛に人材をまとめる能力があるのなら、下野後の私学校生徒の暴動など起きなかったのではないか?
などなど、様々な疑問が出てきてしまうのですが…。
確かに西郷隆盛は維新の三傑に数えられる人物ですが、その本質は謀略家であり、人の上に立ち采配を振るうタイプではない気が・・・(そもそも、組織人にも向いていない気が。それは、主君・島津斉彬死後、次代の島津久光との関係を見ても分かります。)。
「○○に学べ」、という話はよくありますが、しかし、その言葉を発した人間がどんな人物でどんな生き方をしたか、そこまで検証せねば、なんだか参考にはならないなあ、と思う今日この頃です。