埋蔵金小話(その4)
こんにちは,四十雀です。
さて,少し間が空きましたが,今回ご紹介します埋蔵金ネタは,前回に引き続き・・・というか,しばらくは北海道に伝わる話となります(種本が北海道からの順になっておりますので・・・笑)。
北海道中川郡幕別町には,丸山と呼ばれる山があるそうなのですが,実はこの山,かつては「魔山」(アイヌ語でチョマナイ,チョマは悪魔の棲む,ナイは沢や渓谷を意味するそうです。)と呼ばれていたのだとか。
そしてこの地には,幕末の頃,海賊船として恐れられていてた雷神丸の財宝が隠されていると言われているのだそうです。
この雷神丸,東北から北海道にかけての海域で,諸藩の御用船ばかりを狙い海賊行為をしていたそうで,そのため,松前藩からの討伐を受けることになりますが,その際,十勝川をのぼり魔山の洞窟にため込んでいた数十万両の財宝を隠すと,松前藩と一戦交えるべく海に出ますが,雷神丸は襟裳岬で高波を受け沈没,乗員達は小舟で逃げた後,そのまま海賊を解散したのだそうです。
その後,このお宝に関する様々な噂話が飛び交ったり,昭和50年(1975年)に大がかりな調査が行われたそうですが,結局見つからずじまいだったそうです。
そもそも,問題の魔山自体が,幕別町の隣,大樹町の奥深い場所,日高山脈の麓にある場所で,雷神丸の乗員達が隠した場所は歴舟川の本流と支流のヌビナイ川の合流する付近にあると思われる洞窟内・・・と推定されているそうです。
大自然豊かな北海道の地に,今も海賊のお宝が眠っているのかも知れません。